維管束植物の保全状況の登録について

環境省レッドリスト情報の一括登録に関してはこれまでも繰り返し議論にお付き合いをいただき、コメントを頂いた皆様には改めてお礼を申し上げます。
https://www.inaturalist.org/journal/utchee/38308-
https://www.inaturalist.org/journal/utchee/43955-

上記の議論が落ち着いてから色々と思案いたしました。
私見ですが、以下のように進めたく考えています。

  • 全分類群となると話が大きすぎるので、大分類群(レッドリストの表の区分くらい)でそれぞれ個別に方針を決めていったほうが良いのではないか。維管束植物に関しては、自分が責任をもって対応したい。
  • (以下、維管束植物に関して)さしあたって保全状況が表示されるようになることを優先して、位置情報”公開”として登録を進めたい
  • 保全上特に配慮が必要な種で既存の観察記録がある場合は個別に検討。また、既に不明瞭の設定があったりIUCNレッドリストで不明瞭化している種は不明瞭とする。
  • 一括登録を依頼することについては、昨年、和名を一括登録したことで誤った情報が大量に登録された事例があったので、そもそも一括登録自体に無理があるのではないか。すなわち、誤った種に対して大量にレッドリスト指定がかかってしまう恐れがある。

そこで、環境省いきものログが公開しているレッドリストとiNat taxonomyを和名で紐付けした表を作成して、絶滅危惧IA類(CR)から順に分類の整理をしながら保全状況の登録を始めました。

対応状況(Googleスプレッドシート)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1dmYxupxf-CyifTVv7-0hRAXWVgl-Fum7Ncau4-C0Kzs/edit?usp=sharing

参考:表の生成に使用したRスクリプト
https://github.com/yuchiyama8712/inat-japan-red-list-status

これまで進めたところ、RLの学名が古いもの、POWOの学名が古いものなどケースバイケースな種がとても多い印象です。一括登録は楽ですが、後々もう一度精査する手間を考えると、この方法がベターなのかもしれないです。

もしお気づきのことや、先に急いでRL登録が必要な分類群がありましたらお知らせくださいますと幸いです。

Publicado el abril 3, 2021 07:17 TARDE por utchee utchee

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